食事をする前に次のような運動をすると、楽に飲み込めるようになります。
出来る運動を少しづつでも習慣的に行うようにするとよいです。介護者が付き添っている場合は、声をかけたり、数を一緒に数えたりしながら行いましょう。
食事の前の口の7つの運動
息をゆっくり吐きましょう
まず、おなかに手を当てます。
おなかをへこませながら、ゆっくりと息を吐き出します。
息を吸うのは鼻から、はくのは口からです。
吸うことよりも吐くことを意識すれば、息を吸い込みやすくなります。
舌を上あごにつける練習
歯をかみ合わせてから、舌を上あごに3秒ほど押し付けます。
これを5セット行います。
大きな声で発音してみましょう
口を大きく開きます。
「あー」「いー」「ぱー」をハッキリと数回繰り返して発音します。
あごを動かしましょう
軽く口を開けて、下あごをゆっくりと左右に動かします。
舌で唇をなめましょう
まず最初に上唇、そして次に下唇を交互に数回なめましょう。
次に左右の口端も数回なめます。
舌でほっぺたを膨らませましょう
左右の頬を内側から舌の先で押して、ほっぺたを膨らませましょう。
せき払いをしてみましょう
まず口を閉じてから鼻から大きく息を吸います。
口を閉じたまま喉に力を入れて、お腹から息を吐き出すようにしてせき払いをします。
これは、のどに食べ物が詰まったときに吐き出す練習です。
※上記は、介護食アドバイザーのテキストより引用