市販されている介護食の商品は、食品の状態別に分類されています。
現在、よく見かける分類は、、日本介護食協議会の「ユニバーサルデザインフード(UDF)」、農林水産省の「スマイルケア食」、日本摂食嚥下リハビリテーション学会の「学会分類2013」と「嚥下食ピラミッド」があります。
ユニバーサルデザインフード(UDF)について
食品メーカーを中心としに、素材や容器など多くの企業が集まった「日本介護食品協議会」が定める、介護食品の食べやすさ、使いやすさなどについて制定した「統一規格」です。
日本介護食品協議会会員である食品メーカーは、ユニバーサルフードデザインの規格に基づき商品を製造・販売しています。
ユニバーサルデザインフードのパッケージには、必ずマークが記載されています。
このマークは日本介護食品協議会が制定した規格に適合する商品だけについているマークで、消費者の方が選び易いよう、どのメーカーの商品にも「かたさ」や「粘度」の規格により分類された4つの区分が表示されています。(※日本介護食品協議会のウェブサイトから引用。)
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学会分類2013と嚥下食ピラミッドについて
学会分類2013の正式名称は、「日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2013」です。
この学会分類2013は、国内の病院・施設・在宅医療および福祉関係者が共通して使用できることを目的とし、食事(嚥下調整食)およびとろみについて段階分類を示したものです。
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スマイルケア食について
農林水産省が定める、新しい介護食品の分類です。
介護食品の市場拡大を通じて、食品産業と農林水産業の活性化を図るとともに、国民の健康寿命の延伸に資するべく、これまで介護食品と呼ばれてきた食品の範囲を整理し、「スマイルケア食」として新しい枠組みの整備を始めました。
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