年齢を重ねると飲み込みにくい食べ物が増えることから、嚥下(えんげ)障害を引き起こすことが多くなります。
始めは”飲み込みずらいなぁ~”と感じる程度ですが、徐々に小さい粒や舌触りの悪いものが喉を通りづらくなります。さらに悪化すると、水や汁物も飲み込みづらくなります。
うまく飲み込めないと気管や肺に入って誤嚥を起こし、むせて窒息してしまう危険があります。
歯を喪失して噛まずに食べている人や咀しゃくしたり飲み込んだりする力が弱い高齢者ほど誤嚥をしやすくなるので、食事中はもちろん食後にも観察が必要です。
「飲み込みにくい!」という高齢者のサイン
- 水を飲むときにむせる
- 普段よりも食事に時間がかかるようになった
- 口の中でずっと咀しゃくしている
- 固いものを嫌う、食べなくなる
- 固いものを飲み込んだときに胸がつかえる
- 食事中に背中を丸める
- よだれの量が多くなった
こんなときも注意が必要です。
●話す言葉がきちんと発音できていない
● 口が左右に対象に開けられない
※上記は、介護食アドバイザーのテキストより引用